ニューアルバム制作中!!

2ndアルバム制作のためのレコーディング旅行から帰国しました。

Jim Keltnerまずはロサンゼルスの友人Sheldon Gomberg(シェルダン・ゴンバーグ)の自宅スタジオでドラムレコーディング。今回のアルバム、ドラムはなんとJim Keltner(ジム・ケルトナー)に叩いてもらいました!Ry Cooder、George Harrison、John Lennon、Eric Clapton、Bob Dylan、Steely Dan、James Taylor等数々の名盤・名演を支えて来た伝説的なセッションドラマーです。Sheldon自慢のQuad Eight Coronadoコンソールを中心とするヴィンテージ機材をふんだんに使用し、とても良い音で往年の激渋ビートを録ることが出来ました。Sheldonとは前作のアルバム制作を通して知り合い意気投合、今回Jimを推薦、紹介してくれたのも彼です。(ところで日本では「クワッドエイト or クアッドエイト」のことをどういうわけか「クオードエイト」と発音するようです)

Henry Butlerそしてすぐにニューヨークに移動、ニュージャージにある知人プロデューサーのプライベートスタジオをお借りして、ニューオリンズの至宝Henry Butler(ヘンリー・バトラー)のピアノ録音。彼はニューオリンズ出身ですが、ハリケーン・カトリーナで家を失ったため現在はNew Yorkに住んでいます。彼のMIDI音源とDr.JohnのYouTube動画でピアノを始めた僕にとってはまさに永遠のアイドル。ホームページのコンタクトフォームから今回のアルバムのデモ音源を送って参加を依頼、快諾してくれました。ピアノの調律があまりバッチリとは決まっていなかったのが残念でしたが、ヘンリー節炸裂の素晴らしい演奏を録音出来た上にニューオリンズピアノについて色々な話が出来て本当に充実したセッションでした。

Will Lee & Ken Miton UsuiそしてNew Yorkといえばベースは前作に引き続きもちろんこの人、Will Leeです。今回も丸一日彼の自宅に滞在、おしゃべり半分、録音半分の楽しい時間を過ごしました。もちろんベーストラックの仕上がりはばっちりです。写真家であるWillの奥様とはデザイナーとして仕事も度々ご一緒しており、今回も僕が滞在している間に某有名歌手のアルバムカバーを2人で完成させました(採用になるかどうかはまだわかりません)。

難波弘之@臼井ミトンレコーディング日本に帰って来てからはすぐにハモンドオルガン&各種エレピの録音。こちらも前作に引き続き難波弘之さんにご参加いただきました。今回の収録曲は何度かライブで弾いてもらっていたこともあり、レコーディングはとてもスムースに進みました。ちなみに前作”Singer Traveler Songwriter”マスタリング費用捻出のためRhodesもWurlitzerも売り払ってしまったので、今回は池袋DeDeにてレコーディング。このスタジオはHammond B-3にLeslie 147、Rhodes Suitcase Mark I、Wurlitzer 200Aが常設されており、Neveのコンソールを中心としたヴィンテージの録音機材も充実という夢のような空間。非常に満足のいく音で良いテイクがたくさん録れました。

このような具合で今回は宅録にこだわらずレコーディングスタジオも積極的に活用して楽器隊の録音は順調に進んでおります。2月末にデザイン関連の複数の〆切を乗り越え、3月に入ってようやく自分の歌とアコギの録音を開始しました。録音は近々終了予定ですが、リリースは事務的な手続きもあるのでまだ日程未定です。乞うご期待ください!

2014/03/04