臼井ミトン (Vocal / Guitar / Keyboard)

プロフィール画像11984年東京生まれのシンガーソングライター・音楽プロデューサー・ラジオパーソナリティ。録音機材を担ぎアメリカ中をたった一人で放浪、伝説的なミュージシャン達の自宅を訪ね歩きセッションを重ねる「旅する宅録アーティスト」。

幼少よりチェロを学び、ギタリストとしてのアメリカ留学・プロ活動を経てシンガーソングライターへの転身を決意、20歳で一旦日本に帰国。数年間に渡りピアノの練習や曲作りに励んだのち、宅録機材を背負い再渡米。

持ち前の行動力と英語力、そして謎のコミュ力をフル活用し、自らアポイントを取りながら全米各地のレジェンド・ミュージシャンを訪問。彼らの自宅に上がり込み、寝泊まりし、ときには手料理さえ振舞われながらレコーディングセッションを行うという図々しくもユニークな手法でこれまでに3枚のアルバムをリリース。

ウィル・リー、ジム・ケルトナー、リック・マロッタ、デヴィッド・スピノザ、ラリー・ゴールディングスといった名手たちが参加したそれらのアルバムには作詞家・松本隆が帯コメントを寄せ、様々な音楽専門誌に特集記事が掲載される等、音楽業界内で大きな注目を集める。

CD制作は全てセルフプロデュース、レーベルや事務所にも未所属というマイペースかつDIYな活動ながら、フジロックやRising Sun Rock Fes in Ezo、Peter Barakan’s Live Magic 等大型フェスにも多数出演。自身のトリオ(with 沼澤尚&中條卓)で全国各地を精力的にまわりながら、他アーティストのプロデュースや編曲・ホーンアレンジ、レコーディングエンジニアリングも多数手掛ける。

また、2020年からはTBSラジオ「金曜ボイスログ」で番組パーソナリティを務め、アナログオーディオ専門誌「季刊analog」に連載をスタートさせるなど、音楽・レコード・音響機器に対する幅広い知識でその活躍の場を広げている。

独学で習得したニューオリンズ色の濃いピアノスタイルと、繊細なフィンガーピッキング・ギター、そして艶やかな歌声で独自の日本語アメリカンポップスを切り開く、期待の実力派シンガーソングライター。

経歴 – 詳細バージョン

1984年生まれ東京都世田谷区出身の牡牛座AB型。幼少よりチェロやドラムを学び高校在学中はバンド活動に勤しむと同時に、デザイン事務所にアルバイトとして潜り込みグラフィックデザインのスキルを磨く。高校卒業後はボストンの音楽大学に進学するも即中退してロサンゼルスへ移住、ギタリストとしてプロ活動を開始。直後にJames Taylorのライヴに感銘を受けてシンガーソングライターへの転身を決意、20歳(2004年)で帰国。23歳でDr.Johnの教則ビデオに出会いニューオリンズスタイルのピアノに魅せられ、独学でピアノも始める。グラフィックデザイナー・アートディレクターとして働きながら数年間にわたって曲作りや楽器と歌の練習に励む。

2010年頃からアメリカへ渡り、宅録機材を詰め込んだリュックを背負いアメリカ各地方の音楽都市を放浪、自力でアポイントを取りながら現地のミュージシャン宅でオーバーダビングを重ね、1stアルバム「Singer Traveler Songwriter」を完成させる。2011年8月にライヴ会場限定販売でリリース(のちに完売)。
そして同様の手法でJim Keltner、Will Lee、Henry Butler、Greg Leisz、Herb Pedersenら伝説的なミュージシャンを訪ね歩き制作したミニアルバム「真夜中のランブル」を2014年8月6日にリリース、OTOTOYやナタリー、ヤフーニュースなどのネットメディアで大きく取り上げられ、「Sound & Recording Magazine」「ミュージック・マガジン」「Drums Magazine」など多数の雑誌でインタビュー記事が掲載される等、その制作手法と豪華な参加ミュージシャンで話題に。

この作品をきっかけに音楽プロデューサー・久保田麻琴と出会い、完売となっていた1stアルバムを久保田麻琴のリマスタリングで2015年3月18日に再リリース。装丁を一新、ボーナストラックも加えた新版「Singer Song Traveler」は、作詞家・松本隆が帯コメントを寄せるなど、改めて脚光を浴びる。

2015年1月にはピーター・バラカンによるトークイベント「Barakan Evening」の記念すべき第一回目のゲストとして出演し、ニューオリンズピアノを披露。同年夏には日本最大のロックフェス「FUJI ROCK FESTIVAL’15」やピーター・バラカン主催のルーツミュージックの祭典「Live Magic!」に出演。

2016年からは音楽プロデューサーとして、またアレンジャーとして他アーティストの作品を多数手がけ、2年連続でフジロックへの出演も果たす。

2017年からは毎年50本前後のライヴツアーをこなしながら、アルバム制作のためアメリカへ。伝説的なドラマー、リック・マロッタやギタリスト、デヴィッド・スピノザらの自宅でレコーディング合宿を敢行し、2018年11月に3枚目のオリジナルアルバムとなる「ナチュラルボーン優等生」をライヴ会場限定でリリース。

2019年春には国際フォーラムにて開催された「East Meets West 2019」に出演。ウィル・リーやクリス・パーカー、ジェフ・ヤングを従え演奏。ランディー・ブレッカー、マイク・スターン、日野皓正ら世界的なジャズミュージシャンと共演。

2020年秋にコロナ禍でスタートしたTBSラジオの4時間半の生ワイド番組「金曜ボイスログ」の番組パーソナリティに抜擢され、ラジオDJとしてもデビュー。また、オーディオ専門誌「季刊analog」での連載がスタートするなど、音楽やレコード、オーディオへの深い知識を活かしてその活躍の場を広げている。

主なイベント・フェス出演

2015年01月 – Peter Barakan’s BARAKAN EVENING Vol.1 ゲスト出演
2015年07月 – FUJI ROCK FESTIVAL 出演
2015年10月 – Peter Barakan’s LIVE MAGIC 出演
2016年02月 – 新宿伊勢丹本店バレンタインコンサート 出演
2016年07月 – OCEAN PEOPLES代々木公園 出演
2016年07月 – FUJI ROCK FESTIVAL 計3ステージ出演 (臼井ミトントリオ、Leyonaサポート、若旦那、TOSHI-LOW、渡辺俊美サポート)
2016年08月 – オハラ★ブレイク猪苗代湖 出演
2016年08月 – RISING SUN ROCK FESTIVAL 計2ステージ出演(臼井ミトントリオ、Leyonaサポート)
2017年05月 – GREENROOM FESTIVAL 出演
2017年09月 – 中津川 THE SOLAR BUDOKAN 出演
2019年04月 – EAST MEETS WEST 2019 @国際フォーラム 出演

主なライヴ・ツアー等

2014年12月 – 臼井ミトン with 武藤祐生 関西ツアー全6ヶ所
2015年03月 – 臼井ミトン with 武藤祐生 関西ツアー全4ヶ所
2015年10月 – 臼井ミトン with 武藤祐生 関西ツアー全4ヶ所
2016年03月 – 臼井ミトン with 武藤祐生 関西ツアー全4ヶ所
2016年08月〜12月 – Leyona「わすれちゃうよ」レコ発ツアー全国33ヶ所 (ギター・鍵盤サポート)
2016年05〜09月 – Unlimited tone ホールツアー3ヶ所 (音楽監督、ギター・バンジョー・鍵盤サポート)
2017年05月 – 臼井ミトン with 中條卓 + 沼澤尚 ツアー西日本〜北陸エリア10ヶ所
2017年09月 – Unlimited tone 10周年記念ホールコンサート (音楽監督、ギター・バンジョーサポート)
2017年10月 – 臼井ミトン with 中條卓 + 沼澤尚 ツアー九州〜西日本エリア10ヶ所
2018年05〜06月 – 臼井ミトン with 中條卓 + 沼澤尚 ツアー九州〜西日本〜東北エリア23ヶ所
2018年11月 – 臼井ミトン with 中條卓 + 沼澤尚 ツアー北陸〜西日本〜九州エリア17ヶ所
2019年04〜05月 – 臼井ミトン with 中條卓 + 沼澤尚 ツアー北海道〜中部〜関西エリア13ヶ所
2019年10〜12月 – 臼井ミトン with 中條卓 + 沼澤尚 ツアー中部〜関西〜九州〜東北エリア22ヶ所